英語の勉強を頑張りたい!
と思っても、英語学習って一体何をすれば良いのか?
改めて考えてみると具体的にどうすれば良いのか悩むこともあるのではないでしょうか。
筆者は高校時代、英語が最も苦手な教科なのにも関わらずアメリカへの留学を決心したのですが、
留学準備の段階で、この壁にぶち当たりました。
そこで今回は筆者がアメリカへ留学する前に実践した結果、
英語のテストの点数を100点中、20点以上アップすることに成功した方法について紹介していこうと思います。
アメリカ留学前の英語レベル
まずは英語学習法を紹介する前に筆者の英語レベルについて少し触れておきます。
私がアメリカへ留学したのは高校生の時。
小学2年生から英語学習は開始していたのですが、
中2のころから段々分からなくなってきて…高校生になるころには苦手教科に仲間入り。
定期テストの度に赤点を取っていないかハラハラしていました。笑
ただ、幼稚園の頃からの幼なじみには両親がアメリカ人と日本人の子がいたり
小学生のころにオーストラリアへホームステイに行く機会があり
英語の「勉強」に対しては、苦手意識があったものの
「英語で話す」ということに対しては嫌なイメージは少なかったかな…と思います。
とはいえ「英会話」もままならない状態ではあったのですが…
小学生でホームステイをしていた分、
「言語」は通じなくてもなんとか身振り手振りでコミュニケーションは取ることが出来る。
という変な自信はありました笑
そんな英語レベルの状態で、高校生の時に留学を決意。
アメリカへ渡航することになりました。
ただ、そこで壁がひとつ。
私が行っていた高校では英語の評点が平均以上でなければ留学に行けないということが発覚!
当然のごとく英語が苦手教科だった私は平均より下回った点数…
留学に向けての英語勉強生活が始まりました。
留学前に実践した英語勉強法
留学前に実践してみた勉強法は色々ありますが、
それぞれ目的別に効果があったかなと感じたのは以下の通り
英語のテストの点数を上げるための勉強
→教科書丸暗記(チャンク&音読)
英単語対策
→ 「連鎖式英単語」読破
※英語学習で一番役に立ったと思う本です!
リスニング対策
→Inter FMの聞き流し
→映画鑑賞で耳のトレーニング
英会話対策
→インターナショナルスクールへの参加
→ホストシスターとのメールのやりとり
などなど。
その中で今回は英語のテストの点数を挙げる為にどうやって勉強をしたのか具体的に説明していきます。
英語テストの点数を上げるための勉強法
さて、まず留学へ行くには英語の定期テストの点数を上げなければなりません。
そこで私が実行したのは「教科書丸暗記作戦」!
実際、やったことは教科書を単に丸暗記しようとしてしていたわけではないのですが、
簡単に言うと、ある方法で音読をしていたら結果的に暗記出来てしまっていた
…という勉強法です。
当時、私が学校で使っていた教科書はUnicornというもの。
現在は様々な改訂がされているかと思いますが、
当時は短いストーリーが幾つか組み込まれているやや難易度が高めの英語の教科書でした。
(幾つかの作品が入っている国語の教科書の英語版といえばイメージがつくでしょうか…)
テストから出題されるのはその英語の言い回しや、
同じ言い回しで名詞を変えて別の文章で出てきたものの穴埋めであったり、
単語がバラバラに出され、それを文章になるように組み立てて回答する…
といったようなものでした。
つまり、教科書をしっかり読み込んで勉強していれば割と得点は取れるテストだったのです。
教科書を丸暗記なんて、そんな無茶な…
と言われそうですが、
意外とコツをつかめば英語の教科書の文章もスラスラ出てくるようになった。
というのがやってみた感想です。
やり方は、簡単に言えば音読をすることと前述しましたが
この音読のやり方にコツがあるので、更にプロセス(手順)に分けて詳しく解説していきます。
プロセス① 教科書の分からない単語の意味を調べる&話の内容を理解する
まずは教科書の話の内容が分からないと、
やみくもに勉強を進めていても理解がなかなか深まりません。
授業を聞いている中で、話の内容はある程度頭に入るとは思うのですが、
具体的に出てくる単語が分からないと勉強している途中で詰まりやすくなってしまいます。
そこで私はまず、授業でやるチャプターが確定した時点でザっと読み、
授業中に分からない単語はあらかじめ辞書で引いて書き込んでおきました。
そうする事で、のちのち勉強するときに何度もこの単語・意味を目にすることになるので
自然と知らない単語も覚えられるようになってきます。
プロセス② 何を指しているのか分かりずらい名詞を把握する
英文を読んでいると、
which/what/that/it など
何のモノ・コトを指しているのか具体的に記されていない部分が多々あります。
こういう所は、英語が苦手な状態だと話がわからなくなり、混乱する元になるので
それぞれ何を表しているモノなのか必ず確認するようにしました。
自分の場合は視覚的に理解しやすいよう、
例えば文章の中に出てくる”which”を表すものが”house”だった場合、
それぞれをマルで囲んで線で繋げるようにしていました。
プロセス③ 文章をチャンクに分解する
普段英語での会話は、主に2語~8語くらいのある程度決まったフレーズで繰り広げられていると言われていて、
そのフレーズのことを「チャンク」(英語でchunk=かたまり といった意味のある言葉)と呼ばれています。
そして、この「チャンク」を把握していくことが音読を効果的にやっていく時のポイントになってきます。
そこで、ここでは教科書の文章をチャンク(=ひとかたまりのフレーズ)に分けて行きます。
詳しくは以下に紹介する本などを読んでみて欲しいのですが、
簡単に言えば英語を話していく中で「間」や「息継ぎ」をする部分で区切って、1つの文章をいくつかの塊にわけていきます。
例えば、
That is a tall building where I live.
→あれは私が住んでいる高いビルです。
という文があるとすると
That is a tall building / where I live.
という風に主語+動詞+名詞をワンセットに区切ったりします。
筆者の場合は授業内で先生がチャンクごとに区切って説明をしてくれていたこともあり、ここの部分は手間がかなり省けました。
上の説明だとよく分かりずらいと思うので、チャンクについては以下の本を読んでみると良いと思います。
もっとベーシック(中学生レベルくらい)の英語でまずはやってみたい方はこちら
また、ネイティブの方が音読しているものがあるのであれば、
聞きながら「間」や「息継ぎ」の部分で区切ると良いかなと思います。
プロセス④チャンクごとに音読する
上記のように文章をチャンクにしたら、さっそく音読開始!
私がやっていたのは、上の例文(That is a tall building where I live.)で実践例を示すと以下の通り
① まずは文章の1文を音読
” That is a tall building where I live.”
②チャンクごとに文を見ながら暗唱
”That is a tall building”を黙読
→教科書を見ずに言う ”That is a tall building”
→教科書を見て”where I live.”を黙読
→教科書を見ずに言う ”where I live.”
→出来たら次の文章へ…
というのを繰り返しやっていました。
また、その音読をやっている間に出てくる、
プロセス①で調べた単語・プロセス②で確認したところを意識的に毎回確認して、
他にもテストで聞かれそうな部分
(例えば”as○○as”などパターンで出てきそうなもの)をチェックするようにします。
これを繰り返しやっていると、
徐々に次のチャンクのつなぎ目も見なくても
口をついて次の続く英語がスムーズに言えるようになってきます。
そこで慣れてきたら上のステップに加えて、
チャンクの音読が1文終わったら、もう一回一文を黙読
→出来れば一文続けて暗唱
というのをやっていました。
ポイントは音読を何周やるのか回数を最初に決めてしまうこと!
ちなみに筆者の場合、
最初はどの程度やれば十分にテスト対策が取れるのかがよくわからなかったので、
目標はトータルで10回くらいを目安にしていました。
(そして結果的に気づいたら文章をほぼ丸暗記していました笑)
慣れてきたら、回数を減らしたり、文法的に簡単だったり、
テストには出なさそうな部分は間引いて音読をするようにしていました。
個人差はあると思うのですが、
教科書に限らず、一見難しい文章もこういう風に紐解いてやってみると英語自体に対して理解が深まります。
当時は、「とにかく英語で平均点以上を取らなければ!」
という一心でやっていましたが、
結果としてこの音読をしていたおかげで
似た構文で何か言いたい時にスラスラと文章が出てくるようになり
ライティングのスキルも上がったように感じました。
英語の勉強法はひとつじゃない
今回は、筆者が実際どんな勉強をして英語のテストに挑んだのか具体的に紹介しました。
高校のテスト出題傾向や、当時の筆者の英語レベルから
音読&チャンク式で勉強するのが有効でしたが、
英語の勉強法に関しては自分が何を目的としてやっていきたいのか明確にすることが大切。
単語力アップ・英会話力アップにはまた別の方法もありますし
英語のテストに向けた勉強でも他にも有効な方法はたくさんあるかと思います。
そもそもどうやって勉強風に勉強すれば良いのか分からない方は
まずは自分の強化したい部分を考えてみるのも良いかもしれません。
また、自分で考えてみてもなかなかわからない…という方は、
英会話サービス等を利用してみるのもひとつの手。
特に日本人カウンセラーが常駐しているところなどは、初回にレベルをチェックしてもらった後に自分の英語学習に相談にのってくれるところもあります。
例えばPHLight英会話 恵比寿校などは、無料体験レッスンでカウンセラーに相談に乗ってもらうことも可能です。
英語学習の相談に乗ってもらったり、実際にレッスンを受けてみることで自分に必要なモノを客観的にみてもらうのも良いかなと思います。
これはあくまで実践した英語勉強法の一例ですが、参考になれば幸いです。
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