ディズニーワールドで働くことのできる、米国三越のCRプログラム。
実際お給料っていくらもらえるの?と疑問に思いませんか?
そこで今回は、実際にストア部門で働いた筆者がCRプログラムのお給料についてどうだったか書いていきます!
CRプログラムのお給料体系
CRプログラムのお給料体系は大きく分けて2種類。
日本でのアルバイトでもよくある時給制、
そしてアメリカのサービス業特有のお給料形態でもあるチップ所得制。
時給制なのはストア部門とクイックサービス部門、
チップ制なのはダイニングレストラン部門になっています。
それぞれ2019年時点では、
ストア部門・クイックサービス部門は時給所得制→時給$9.30
ダイニングレストラン部門はチップ所得制→会社支給は時給$5.23+チップ(変動あり)
となっています。
アメリカでメジャーなチップ所得制
アメリカへの旅行ガイドブックに必ずといって良いほど書いてあるのがチップ制度。
チップ制度はアメリカ特有の文化とも言えるかもしれませんね!
アメリカではベッドメイキングやテーブルに座ってオーダーするタイプのレストランではほぼ確実にチップを求められます。
一般的にチップ制が取り入れられている従業員の基本給は非常に低く設定されており、チップを貰わなければ生活出来ないレベルである程。
基本的にチップはサービスに対して支払われる対価なので、サービスが劣悪だと感じればチップは必要ないこともないとも言えますが、基本的にレストランなどで飲食したらチップを支払います。
アメリカでのチップの相場は15~20%。
例えば飲食代の合計が50ドルだとしたとしたらチップ代は10ドル。
合計60ドルをお会計時に支払うことになります。
また、サービスをしてくれた店員さんや従業員の方がホスピタリティに溢れていたり、サービスがとても良いと感じたらそれ以上にチップを支払ったりもします。
ちなみに、アジア圏ではチップ制度がないことを知っているウェイター・ウェイトレスだと、
アジア系のお客さんが来るとチップを貰えないと思って手抜きのサービスをする…といったこともあるのだとか。(アメリカ友人談)
そんなチップ所得制度ですが、アメリカのディズニーワールドにある日本館でもテーブルでオーダーするタイプのレストラン、いわゆるダイニングレストランが2つあり、そちらではこの制度が導入されています。
実際、日本館のダイニングレストランってどれくらいのお給料?
私はストア部門に配属だった為、結局のところお給料の金額の詳細は分からないのですが、
週所得の目安としては510ドル~810ドル。
円になおすとレートにもよりますが、年収にして300万~400万円程度は貰えるようです。
特にディズニーワールドだとハッピーな気分でやってくるゲストも多いですし、世界基準で見ても日本のサービスレベルは最高峰。
更にディズニーの研修と日本館の米国三越の厳しい研修を乗り越えてきたキャストがゲストと接するので、とてもホスピタリティの高いサービスになっていると思います。
実際に私もゲストとして何回か日本館のダイニングレストランに訪れましたが、毎回感動するようなサービスや気遣いで、ディズニーワールドの滞在している時間がより充実したものになると感じました。
ダイニングレストラン部門での働き方についてはコチラ
時給制のストア部門とクイックサービス部門
チップ所得制のダイニングレストラン部門に対して、時給制のストア部門とクイックサービス部門。
時給は9.30ドルで、週のお給料の目安は370ドルです。
月収に直すと、15万円くらい。年収にして180万円くらいです。
ちなみにストアで働いていてもチップを支払おうとしてくださるゲストもいますが、日本館ストアのキャストはチップを受け取れないのでお断りしなくてはなりません。
断り切れなかったものに関しては、チップ用貯金箱に入れて保管されていましたが、結局CRプログラムで働く私たちキャストには還元されていなかったような…?
またチップの代わりにゲストコメントカードという、ゲストが素晴らしいと思ったキャストに対してメッセージを書くことができるカードを頂くこともあります。
ゲストコメントカードについてはコチラ
ストア部門・クイックサービス部門については時給制の為、ある程度収入が安定しているとはいえ、
ダイニングレストラン部門のお給料と比べると約2倍、給与に差が出てきます…。
この給与の差、私はルームメイトが皆ストア部門の配属の日本人部屋だったので気にならなかったのですが、
ダイニングレストラン部門配属の子とクイックサービス部門配属の子が暮らすキャスト寮ではこのお給料の差によって生活の違いによるトラブルが起こり、結局寮のメンバー引っ越し・解散となったこともあるようです。
ちなみに私のルームメイトもお給料の差が原因ではありませんでしたが、引っ越しをしました。
その話についてはコチラ。
ディズニーワールドでのキャスト専用の寮生活についてはコチラ
ちなみに寮は、部屋によって金額が違いますが家賃が週に103ドル~200ドルかかります。
お給料から天引きされる形で支払われる形が取られているので、実質ストア・クイックサービス部門に配属されたキャストの手元に渡るお給料は月に10万円~7万円程になってしまいます。
私自身も実質月6万円生活を送っていたので、かなりの節約生活を送っていました…。
ただ、私はお給料をもらって仕事をする!というよりも
ディズニーで働くという夢を叶えて経験を得ること、
海外の人に日本の文化を伝えるという目的の達成の為にCRプログラムに参加していたので、
どちらかというと経験を買うような意識で過ごしていました。
(どちらかというと留学とかの意識に近いかもしれません。)
そしてその“経験を得る”という視点から見るとストア部門で働く、ということが自分によって1番目的を達成できると感じたので、
選考の時点でストア部門を希望し、無事第1希望での配属となりました。
実際、私の場合は今振り返ってみてもストア部門の配属でよかったなと思う部分が多いです。
ストア部門・クイックサービス部門の働き方についてはコチラ。
ただし、ストア・クイックサービス部門を希望する人は確実に貯金をしてから渡航しましょう。
私は滞在中にアメリカ国内旅行も何回か行ったこともあり、
帰国後、貯金はほぼゼロになったので…笑
CRプログラムでかかった費用・生活費についてはコチラ
米国三越のCRプログラムを通してディズニーワールドで働くと言っても、
配属される部門や更にその中のセクションによって経験出来ることは大きく変わってきます。
このブログでもレストラン部門とストア部門での働き方の違いやセクションの種類について詳しく書いているので、良ければ参考にしてみてくださいね!
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