ディズニーワールドのキャストとして日本館で働くことが出来るCRプログラムですが、やりがいを感じる機会はたくさんあります。
大げさに聞こえますが、私にとっては「毎日やりがいを感じていた」と言って良いほど!
そこで実際に1年間、CRプログラムに参加し、ディズニーワールドのパークであるエプコットの日本館、
米国三越のストア(マーチャンダイズ)で働いていた筆者が感じた、やりがいについて書いていきます!
夢が叶ったこと
ディズニーワールドで働く以前の話になってしまいますが、私の長年の夢はディズニーで働くことでした。
新卒の就活で受けたオリエンタルランドはあえなく選考で不合格。
日本企業で働く中で、もっと海外と関わる仕事をしたいと悩んでいたところに見つけたのがこのCRプログラムでした。
特に、人に感動を提供すること、そして日本について海外の人に紹介していきたいと感じていた私にとっては、まさに夢が叶えられるプログラムでした。
この長年の大きな夢であったことが叶えられた事が自分にとってはとても大きな収穫でした。
研修が終わり、オンステージの日本館で実際に働き始めた時は、「自分の目指していたものがやっと叶うのだ」と嬉しすぎて毎日ウルウルしながら働いていました笑
また、仕事を開始する前に毎回Briefing(簡単な打ち合わせ的なもの)があるのですが、
そこで、あるマネージャーが毎回”We are the magic!”、さあ皆でゲストをもてなそう!と言っていたのが、私にとってはとてもモチベーションがあがる言葉でした。
自分の夢を叶えて、ディズニーで働く。
このことだけでも自分にとって大きなやりがいに繋がりました。
感動を提供できたこと
ゲストの中には、ディズニーワールドに来ることが夢だった、日本館にずっと来たかった、来るのを楽しみにしていたと言ってくださる方もたくさんいます。
そんなゲストにハッピーや感動を届ける事、マジカルモーメントを作り出すことが出来た時は、本当にこの仕事をしていて良かったなと思う瞬間です。
以前ブログで飲み物のラムネを開けて見せるだけでも、多くのゲストが感激してくれるということも書きました。
アメリカという国民性もあると思うのですが、ディズニーワールドでは素直に嬉しい気持ちを表現してくれる方がとても多く、いつも幸せをこちらの方が分けてもらっていました。
特に、ハグや握手を求められたり、素敵なキャストだから!と言って一緒に写真を撮りたいと言ってもらえたり。
小さな子どものゲストだと、たくさん手を振ってくれたりハイタッチしてくれたりすることもあり、毎日とても癒されました。
また、ディズニーワールドには素晴らしいサービスを提供しているキャストに宛ててゲストがメッセージを書くことが出来る、ゲストコメントカードというものがあります。
このゲストコメントカードは直にゲストからの感激の言葉やメッセージをいただけるので、喜んでもらえた!と実感が出来る、やりがいのあるものとなっています。
いつも一ヶ月分まとめて月初めにマネージャーから渡されるのですが、ゲストからのコメントを読むと「今月もまたハッピーを届けられるように頑張ろう!」という気持ちにさせられ、いつも励まされていました。
ゲストコメントカードを実際に受け取った時のエピソードはこちら。
日本の文化を紹介できたこと
CRプログラムはまさに日本文化を紹介していくことが仕事なので、
日本文化を海外の人たちに伝えていきたい!と思っていた私には絶好の機会でした。
特に私は日本のお菓子やお皿などを販売するセクションにいたので、日本館に置かれる商品と自分が日本にいた時のエピソードを絡めながら沢山の文化を紹介することができました。
特に、あなたのエピソードを聞いてたら興味が沸いてきたから試してみる!と言って紹介したお菓子を買ってくださるゲストや、
更に戻ってきて、「コレ、本当に美味しかった!」と声をかけてくれたり、リピーターになってくれることも多く、とてもやりがいがありました。
他にも、日本館では日本と同様にお辞儀をするのですが、
「なぜ、日本館のキャストはみんなお辞儀をするの?どんな意味があるの?」
と興味を持って質問をされることも多くあります。
そこで、お辞儀の意味やその文化的な背景を伝えるととても喜ばれ、また出会ったときに丁寧にお辞儀をしてくれることもあります。
そんな時に日本文化への理解を深めるお手伝いが少し出来たかなと実感します。
ディズニーワールドに来るゲストにとって、もしかしたら人生で出会う日本人が自分で最初で最後かもしれません。
そう考えると責任重大ですが、その中でも少しでも日本の誇れる文化を共有することが出来たと実感出来ると、本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
日本に興味を持ってもらえたこと
日本は世界から見れば、アジアの小さな島国でしかありません。
時には、中国と日本の違いが分からないと言われてしまったり、他の国と混同したイメージを持たれることも少なくありません。
けれども、日本館を訪れるゲストと接するの中で、さまざまな日本の文化を紹介していくうちに「いつか日本に行きたい!」と言ってもらえることもあります。
実際、ゲストの中から友人になった何人かは日本に訪れていて、今も「いつか絶対日本に行くからね!」と言ってくれる人もいます。
CRプログラムは、特にクイックサービス部門・ストア部門だとお給料が低かったり、
寮での共同生活が大変だったり、日本と生活様式の異なるアメリカでの生活でストレスを感じることもあります。
けれど、そんな事も超えてしまうくらい日本館で働くことは私にとって、非常にやりがいを感じるものでした。
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