米国三越が運営するディズニーワールドで約1年間働くことの出来るCRプログラム。
年齢は18歳以上なら誰でも応募・参加出来るもので、実際に働いていたキャストも大学生から社会人まで様々な年齢層の人がいました。
大学生だと、「社会人経験がないけれど、参加しても大丈夫なのかな…」と不安に思う人もいるかと思いますが、心配無用。
筆者は社会人になってから参加しましたが、このプログラムに参加していく中で
「むしろ大学生のうちに挑戦した方が良いかもしれない」と思いました。
そこで今回は、なぜCRプログラムに参加するには大学生に特にオススメしたいのか、
自分なりに考えた理由を書いていこうと思います。
CRプログラムを大学生にオススメしたい理由とは
冒頭でお伝えした通り、個人的にCRプログラムは大学生のうちに挑戦した方が良いと思っています。
その主な理由はこちら。
- 何回でも受けられるから対策を取りやすい
- ディズニーワールドのキャスト専用寮での生活に適応しやすい
- 新しい価値観に出会って自分の考えが変化する
- CRプログラム卒業から、その後の就職に有利
以上の理由をさらに詳しく解説していきます。
米国三越のCRプログラムは何回でも応募できる=対策が取れる
ディズニーワールドで働くことの出来る米国三越のCRプログラムですが、
新卒採用などとは違い、1度受けて不合格だったとしても再挑戦することが出来ます。
実際に、私の知り合いでも1度受けた時は不合格だったけれど、2回目に受けたら合格した!
といった人もいます。
18歳からなら何歳でも受けられるプログラムの為、
もし「受けたい」と思ったら早めに挑戦してみることをおすすめします。
というのも、1度不合格になってしまったとしても、
不合格になった選考時点での自分の弱点を見つけたり、反省をして次に活かすことが出来るから。
また大学生のうちから挑戦した方が社会人で働きながら受けるよりも
比較的、時間を取りやすいですし対策も取っていきやすいのではないかと思います。
ディズニーワールドのキャスト専用寮での生活に適応しやすい
ディズニーワールドで働くキャスト達は、
基本的にディズニーワールドのパーク付近にあるキャスト専用の寮に住むことになります。
キャストの中にはCRプログラムの他にもインターンシッププログラムや
現地の大学生が参加するカレッジプログラム等、さまざまなプログラムに参加しているキャストがいて
そういったキャストとルームシェアをしながら一緒に共同生活をおくります。
ちなみに部屋の割り振りはDisney Housingというディズニー寮を管轄するところによって決められますが、
ランダムに決められるため、日本人のみの部屋になったり多国籍な部屋になったりすることもあります。
この寮では3~8人程度でリビング・ダイニング・キッチンなどを共有し、2~3人でベッドルームを共有しながら過ごします。
イメージ的にはアメリカの大学の寮生活と似た感じでしょうか…。
もちろん人によって合う合わないなどあるかとは思いますが
社会人になって独立し、一人暮らし→ルームシェアするのと、
大学生→ルームシェアするのでは大分感覚的なものが違いますし、
やはり大学生の方がキャスト専用寮に適応するのは早いのではないかな…という気がします。
ちなみに他の国からやってくるキャスト達も大学生~20代くらいが多いと感じました。
新しい価値観に出会って自分の考えが変化する
実際にCRプログラムに参加してみて、筆者が一番変わったと思うのは「自分の考え方」。
ディズニーワールドには世界中からゲストがやってきますし、ともに働き・生活するキャストたちも世界中からやってきます。
そんな中で、自分では考えつかなかったような価値観や考え方を知る機会がたくさんあります。
例えば、キャストで仲良くなったジンバブエの子に
「地元はどんなところ?」
と聞いてみたところ
「実家のある地域は電気は通ってないし、水は近くの井戸から運んできてる。キャストの寮は便利だよね~」
と言われたことがあります。
自分からするとキャスト寮はごく普通のアパート…
むしろベッドルームをシェアしなければならないため、一人の時間を持ちづらく不便に感じていたくらいだったので
それを聞いたときは目からウロコでした。
そんなエピソードが毎日のように更新される日々を送るため、
自分の知らないうちに凝り固まっていた考え方を見つめ直したり、
「そういう考え方もあるんだ!」という発見がたくさんありました。
こういった価値観の変化や、いろんな考え方のバリエーションを知ることは、
後述する就職・仕事を始めとして多くのことに関わってきますし、自分の中で将来の選択肢をたくさん持つことにも繋がります。
CRプログラム卒業から、大学卒業後の就職活動に有利
沢山の価値観に触れ、自分自身も影響を受けるこの経験は進路決定にも大きく関わってきます。
社会人でCRプログラムに参加する場合、筆者もそうでしたが
プログラム終了に近付くにつれ「就職活動」を意識するようになります。
人によってはアメリカ滞在中に就活を始める人や、スカイプ面接などで選考に進む人もいます。
ただ、約1年という限られた期間。
とても大切なこととはいえ、せっかく「アメリカのディズニーワールドで働く」という経験が出来る期間に
就職活動に時間を費やしてしまうのも少しもったいない気もします。
大学生の場合は、基本的に帰国後は復学することになるかと思うので、その点に関してのストレスは少ないかと思います。
また社会人の場合は、CRプログラムに参加することによってどうしてもキャリアが分断されてしまいます。
例えば、新卒で入った会社を退職→社会人2年目にCRプログラムに参加すると、
プログラム終了後に働く企業は3社目となります。
現在は転職をすることは日本社会的にも当たり前になってきていますし、
もちろん理解のある企業や、ディズニーワールドで働いていたことを評価してくださる所は沢山あります。
ですがその反面、そういった「勤続年数」の短さや「転職回数」の多さなどをネガティブに捉える企業もある一定数は存在します。
大学生の場合だと、むしろ「大学生のうちにアメリカで働いた経験」というのは大いにプラスに働きます。
また自分自身も海外で働くことによって「日本で働く」という枠にはまらず「世界でも働ける」といった視点で就職活動をすすめることが出来るので
就職先への選択肢は大きく拡がるのではないでしょうか。
大学生でCRプログラムに参加するデメリット
では逆にCRプログラムに大学生のうちに参加するデメリットとは何か。
考えられるのは、「休学」する場合に同級生と一緒に卒業出来ないこと。
あとは21歳未満の場合、アメリカで飲酒することが出来ないこと…くらいでしょうか。
筆者は高校留学をしていて、帰国した際に学年が1つ下になったため同級生と一緒に卒業が出来ませんでした。
当時はやはり少し寂しく思いましたが、今でも元々同級生の友人とは交流も続いていますし、
あまり一緒に卒業できなかったこと・学年が1つ下がってしまったことに関してデメリットは感じませんでした。
ちなみにディズニーワールドのエプコットでは世界中のお酒とごはんを楽しむことが出来るイベント「Food and wine festival」などもあるので、
そのイベントを存分に楽しみたい方は21歳以上になってから参加することをおすすめします。
結論:CRプログラムは大学生でも挑戦すべき
以上の理由から、大学生でもCRプログラムは挑戦すべきと筆者は考えています。
ちなみに読んでいる方の中に「じゃあ社会人は?」と心配される方もいるかもしれませんが、
筆者の見解としては大学生に限らず、やってみたいと思った「今」挑戦した方が良いです。
挑戦することに年齢は関係ないですが、1番若いのは「今」です。
そして受かった年齢層を考えても、年齢が低い方が受かりやすい可能性もあります。
もし「やりたい」という気持ちがあって、一歩進むことに悩んでいる人がいたら
ぜひチャンスを逃さずに、勇気を出してみてください。
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